環境変数の設定画面を表示する
環境変数とは
環境変数とは、Windows などの OS において色々なアプリケーションで共通に必要となる情報をどのアプリケーションからも参照可能な状態で保持させておく為の、名前を付けた文字列の集まりです。
環境変数って何ぞやをもう少し知りたいなと思われる方は、まずは
こちらなどを御参照いただければと思います。
Windows においては、例えばいつでも使いたいプログラムの場所を書き並べておく『 PATH 』などが有名で、ここにフォルダのパスを書いておくと Windows はどこからでもその中にあるものを実行してくれるようになります。この PATH にフォルダのパスを追加することは良く必要になる作業で、この事を『パスを通す』と言ったりします。
ソフトウェア開発を行っていると頻繁に変更の必要が出る機能の1つですので、ここでその設定へのアクセス方法を纏めておきます。
もしデスクトップに PC が出ていない方は以下の手順をデスクトップではなくスタートメニューから進められても OK ですが、
こちらを参考にデスクトップに PC のアイコンを出しておかれると便利です。
Windows 10 の場合
Windows 10 において環境変数の設定画面を表示する手順は以下のようになります。
PC を右クリックして出たメニューから『プロパティ』を選択します。
設定の『詳細情報』が開きますので、関連項目から『システムの詳細設定』をクリックします。
システムのプロパティの詳細設定タブが開きますので『環境変数』ボタンを押します。
環境変数の設定画面が表示されます。
Windows 11 の場合
Windows 11 において環境変数の設定画面を表示する手順は以下のようになります。
PC を右クリックして出たメニューから『プロパティ』を選択します。
設定の『システム』⇒『バージョン情報』が開きますので、関連項目から『システムの詳細設定』をクリックします。
システムのプロパティの詳細設定タブが開きますので『環境変数』ボタンを押します。
環境変数の設定画面が表示されます。
おまけ:コマンドで一発表示する
環境変数の設定画面をコマンドで一発表示するには、管理者権限を持つコマンドプロンプトから
rundll32 sysdm.cpl,EditEnvironmentVariables
というコマンドを実行すれば OK です。
すぐに環境変数の設定画面が開くはずです。
管理者権限を持たない状態で開いた場合は、環境設定ウィンドウが開けたとしても内容を更新できない場合などありますので御注意ください。
おまけ:ユーザーアカウントから表示する
管理者権限がない場合、環境変数を設定しようとしても上記のような方法が不可能な場合があります。
そのような場合はコントロール パネルのユーザー アカウント画面からアクセスすると良いでしょう。
コントロールパネルから『ユーザー アカウント』をクリックします。
ユーザー アカウントの設定画面が開きますので、その左側にあるメニューから『環境変数の変更』をクリックします。
この方法であれば、管理者権限を持たないユーザーの場合でも環境変数の設定画面を開くことができます。